2013年3月30日土曜日



はじまりました。

作家さんたちと、まつわる人々たち、支えて下さる方、家族、友人と
始まりました。

お天気に見守られ、東から西へお辞儀をしましょうと。
そんなことを考えながら昨日が始まり、アルニカにて本日イベント2日目です。

何からなにまで、とんちんかんもあります。
そんなことも含め、どうぞ楽しんで頂けたらと思います。

皆様のお越しをお待ち申し上げております。

                                                   

2013年3月29日金曜日

ほー、ほっけきょ


今朝は少し走ることができて、スタートが気持ち良かった。

川縁の樹の上では、うぐいすもずいぶん練習したのでしょう、
高らかに、春の声を奏でていた。

もうちょっとでほーほけきょ。

ってどれが完成品の鳴き方なのかはわかりません。

途中の段階まで聴かせてもらってありがとう。
気前がいいね。
きっと男前にまちがーいない


2013年3月28日木曜日




出したものを振り返るということ


過去をとやかく気にするのは良くないとわかっていても
やっぱり時々忍び寄って来て、まとわりつく。

何かをやろうとする時、新しいことに挑戦する時、
背後から肘あたりと首の根っこをつかみに来る。

どんな童か見てやろうと振り返るのだけど、もうそこにはいない。

おそろしい〜

妖怪は嫌いではないけれど、実体のないものに怯えるのはなんだか
わたしらしくないような気もする。

恐ろしい物は自分の身から出たものだけでいいのだね。
排泄を振り返って我が身体の内側で起こっている、日々の戦いを
ちゃんと確かめるとか。

目をそむけちゃいけない!
それだけはやっている。自信を持って

すすめー

2013年3月27日水曜日

春のお酒


ちょっと横道それて、みちくさに出会う。

支援カフェで働く男の子。

今日会ったら、ますます輝く目になっていた。
彼をみちくさ君と呼ぶことにしました。

最近家で、名前もかわいい「いちばん星」というお酒を時々飲みます。
鳥取の生酒、この時期の限定品だそうです。

普段あまり飲まない私も、この味には、うーんと唸ってしまった。

爽やかで、辛くて甘くて、庶民的で男気もある。
なんだかよくわからない感想ですが、食事がおいしくなるというのが
一番大事なので、そこが好みなのかなあ

お酒がおいしくなる出来事が一日にひとつ、ふたつ、あることが
ほんとうに嬉しいことなのでありました。

また 会えますように。


2013年3月26日火曜日

科学とコーヒー、 と宇宙


えーと、、 少しおおげさなタイトルになりました。

お茶をいれてる時って、いろんなことが感じ取れるのです。
匂いは香りであったり、気配の匂いだったり、背後、足下、
外の声、内側の声、空、地面、世の中、自分。
それで、宇宙。

コーヒーの場合、抽出が他に比べると長い、というか手間がかかる。
エスプレッソは別としても、手だてで出すという方法は日本で
かなり進化したのでしょう。とても科学なんです(そのことはいつかまた)

そういうやり方、そうですね、時間をほどよくかけるという手順が
どうも自分の何かしらのテーマに合ったのですね。

それで喫茶に目覚めた。
特にプロになろうと思った訳ではありません。
それぞれが少しずつ楽しいというのがよいなあ、と思った。

東京で働いていた時は生活に必死で、学生の頃はできたけどその後は
なかなか縁がなかった。

名古屋でチャンスが訪れて、自家焙煎珈琲の「P」さんでコーヒーのことを
一から教わった。短い修行だったけど、何もできない自分と、それでも
学ぶことばかりの毎日は今でも大切なバイブルです。

時はどんどん流れて、それでも愛は冷めやらず、今度はちょっと違った方向の
焙煎職人さん(ロースター)に出会う。
徳島の「a」コーヒーさんです。
誰でも簡単においしいコーヒーをいれられる、そんな雰囲気を体とこころ全体で
教えてくれました。
いーんです、いいーんです。
どんなふうに飲んだって。
これは音楽だな〜とそのとき初めて気が付いた。

コーヒーと音楽

どんどんとしっくりやって来る。

今度のイベント、お出しするのはコバレレコーヒーさんの有機栽培豆のコーヒーです。
ご近所さんのロースター、コバレレさん。

いつも昭和宇宙にいらっしゃるコーヒーやさん。
昭和の宇宙ですよ。
遊びにいらして下さい。宇宙姉妹です。よろしく



            *1 P...PEGGY COFFEE(ペギー珈琲店) 本店が名古屋市池下にあります
   *2 a...aalto coffee (アアルトコーヒー) 徳島市にお店があります

    

2013年3月25日月曜日

コーヒーの酸味

コーヒーは苦くないと!ていうものですよね。
苦みは味覚の大事なひとつ。
春はそれがとてもおいしい季節の始まりです。
野菜もたくさん苦くて体を叩き起こすかのような、眼の覚める青緑の
色にも味にも毎年発見があります。

でもそれと同時に酸味も今は欲しています。
たぶん冬のあいだ、肝臓がフル活動していたから。
寒さに耐えるため、脂肪を上手に使って体を温めるために
がんばっていたのですね。

コーヒーの本当の酸味を楽しんでみて下さい。
有機物に含まれる自然の酸っぱさはちょっと面白い味覚。
ジュースのようにゴックゴックと飲める。

目覚めの一杯に木の実の種からできたエキス。
できるだけ新鮮なものをオススメします。
その日の体調を知るためにも、カフェインは今日はきついな、と感じたら
それもオッケー

すっぱさと苦さ、そこに甘さも少し感じたら
コーヒーに自分の好きな味を見つけられます。
あわてず急がず、あそびごころでぜひどうぞ。


2013年3月23日土曜日

WORKS & voices


来週の週末、アルニカでイベントがあります。
クラフトの作家さんを主に、様々な暮らしの作品が並ぶ春の商店

オーガニックのコーヒー、紅茶や、新進のパティシェさんが作る
季節のおやつなどもお召し上がり頂けます。

その他こだわりのお米で作る、にぎりたておむすびや
手作り味噌の豚汁(Ton-shiru)もありますよ!
[29(金)と30(土)限定です]

詳しくはこちらをご覧ください↓

http://www.facebook.com/events/128571343992306/?ref=22


今のarnika...がらんとしてます。どんなふうに彩られるのかな?



{ひらく、むすぶ、ほどく、つたえる}

まず春にひらいてみましょう。むすぶ準備です
作り手の皆さん、どうぞよろしくお願い致します。
伝え手、コンシェルジュ、サーヴィススタッフ、職人、顔を揃えて(笑)
作品と皆様とお客様にお会いできますことを、楽しみにお待ちしております。

3月29(金),30(土),31(日)12時〜18時





2013年3月22日金曜日

くつ

今日は自転車でいっぱい走ったので、すこしお尻が痛い。




おやすみなさい
(まだ寝ませんが)                         by Arnika



2013年3月21日木曜日

赤いお茶、黒いお茶、みどりのお茶


どんなふうにお茶とつきあっていますか。

すぐにささっと飲めるお茶。たっぷりいれてみんなで飲むお茶。
少し大切に飲みたいお茶。お菓子と、そして食後に。

なんにもいらない。お茶だけでいい時も

何となく飲みたいっていうものをいくつか味で覚えておくのはとっても
大事なことだと思います。

味覚は心身のサイン(声)と一体なので、何か不具合が起きたなら
お薬を飲む前に自分にできる養生を。
いつでもどこでもできる、そんな優しい方法が身につくといいですよね。

楽しくっておいしくて、いいことをどんどん憶えましょう。
流したり蓄えたり、水はいのちですね。

赤と黒と緑は、紅茶、ウーロン茶、緑茶、大きく分けて3色です。
どのお茶も茶樹は学名<カメリア・シネンシス>
同じツバキ科の常緑樹の葉っぱから作られます。


*紅茶・・・生葉を摘み取って陰干し、よく揉んだものをじゅうぶん発酵させ
      仕上げたもの(発酵茶)

*ウーロン茶・・・生葉を摘み取り天日にさらし、その後室内で陰干ししてから
         今度は炒って発酵を止めます。そうしてからよく揉み仕上げ
         ています(半発酵茶)

*緑茶・・・生葉を摘み取ったら直ぐに蒸す(または炒る)。酵素の働きを止め
      それから揉んで仕上げたもの(不発酵茶)

この3種類のあいだに入るもの、ほうじ茶、番茶は日用の代表選手
また茎茶など使う部分によっても味わいが違います。

製法の違いによってできる色々な味。
とても親しみやすくて「すぐそこにある味」
それって素敵だなあ。あこがれのお茶のあり方に少しでも近づけますように


嵐の夜、眠れなかったひとも今日は少しゆっくりお茶で
春の養生してくださいね。では!


2013年3月18日月曜日

コーヒー

コーヒーは木の実です。
正確にはその中の種子の部分。ふたつの細胞が平らの面をくっつけて
ひとつの豆(bean)になっています。

最初に飲まれたのは、エチオピアとアラビアの二つの説があって
エチオピアではヤギ飼いのカルディ君、アラビアではお医者さんの
ラーゼスさんが薬用に使っていたとか、また僧侶が秘薬としていたとか・・・

山羊が食べて飛び跳ねるのを見て、たまらず口にしたり
修行中の内緒の楽しみだったり

いずれも6世紀〜10世紀の頃のお話ですよ。

白い花を咲かせ、やがて薄緑色の実が生り、赤くなって食べごろになる
それをねらうまるで鳥のよう。赤い実は魅惑なんですね。

こうして今もあちらこちらから豆たちが運ばれてくる。
何世紀も前のお話を目の前で、毎日繰り返すように、媚薬を求めて

不思議な木の実のジュースが、健康と恋とお仕事に魔法をかける、かも
しれませんよー

今日は雨です。
しっとりして嬉しい。ゴムの木にもご褒美。






2013年3月17日日曜日

掘り出し物


小学生の頃、近所の文房具屋さんがわたしのとってのミラクルワールド。
店の奥で、ホコリをかぶって眠っていた古いもの、その中から宝石を
見つけてわたしの旅が始まったのでした。

そのお店のおばちゃんに昨日久しぶりに会えました。
少し遠くになったけれど、相変わらず「K堂」さんは町の文房具屋さん。

お父ちゃんが亡くなってひとりで切り盛りしているから、
思いっきりよくしゃべる高い声と、同居の2匹の猫のお話と、
昔からよく知っているあの独特の紙の匂いがちょっとだけ寂しいです。

いつもベレー帽をかぶり、素敵にお洒落して店にたつおばちゃん。

とても心優しい物識りの彼女は
日本のことをとても心配していました。
原発のこと、事故が起きた周辺のこと、その原発で今も修復に努める人たちが
命をかけて働いていること、
子供を産みたいこれからの女性たちの体の心配、心の心配
日本の水の売買のはなし
日本のお寺のこと。死のこと。

あの日ひたすらに小さな宝探しの旅をしていた場所、その水先案内人が
やっぱりキラキラ輝くスプーンで、いえいえもっと大きなスコップで、
私を大きく高くすくいあげてくれるのでした。

骨になるまで

風にのって

骨は風になる





2013年3月16日土曜日

arnikaのこと

ずっと前からコーヒーとそれにまつわる風景が好きです。
映画もそうですが、小説でもコーヒーを巧く小道具に使っていると
しびれます。

豆うんぬん、道具なんやらな話の前に(もちろんそれも楽しいです)
「カフェ」という場のもつ力を信じて生きてきました(おおげさですね)

青空のもとでも、かしこまっても、人がふたり以上で出来上がります。

arnikaが始まったのはそういう次第でした。

これからも、コーヒーとお茶の話題から
世界をちょっとだけのぞいてみようかと思っております。
よろしかったらお付き合いください!


最後に...

一人でいれて飲むコーヒー。「平和だな」と思える時間。
大切にしたいですね。

今日もありがとうございます。









2013年3月15日金曜日

火の仕事

浅井純介さんは千葉県の千倉町という、海と山に囲まれた場所で
窯をもち器を作り続けています。

 陶芸といえば土をこね、カタチを絞り出していく職人であり、また芸術家の仕事
 というイメージが一般的でしょう。
 しかしそこには、わたしたちの知らない、どうやら「火の仕事」があるらしいのです。
 火をどう扱い、なだめ育てるのか。もしかしてそこに、焼き物の魅力の秘密が隠れてる のか?と推測するわけであります。

 手にとったとき少し温かかったり、ひんやりしたり。
 器や道具はほんとうに出会いもの。人と会うのとおんなじです。

 アルニカにその器たちが少しおりますので、もしお店にいらしたらどうぞ声をかけて
 下さいね。
 使っているものなどご覧いただけますし、旧作ですが販売もしております。
 日本古来の焼き物のかたちを、入れるもの、使うスタイル、自由に楽しんで頂きたい
 と思っています。

 以前、南房総ハワイ化計画があるとかないとか小耳にはさんだのですが(笑)
 そんなこともありそうな気分よい海と山のまちへ、もし機会があれば訪れてみて
 ください!

 *浅井純介 海山窯(かいざんよう)
  作品を扱うお店もあります。
  <KILN & kilnyard> http://kilnyard.exblog.jp/

 春と、そしてだれよりも早く夏を感じたい方へ。

 明日はコーヒーloveとお茶のおはなし。
 今日もいちにちがんばっていきまっしょい
(息をすって吐いて、ちょっと食べ、いっぱい出して眠ろう)

2013年3月14日木曜日

[the house of path] みちの家ー栗本百合子展

 3月17日(日)まで、東区「文化のみち鐘木館」にて開催されています。
10時〜17時まで
URL / http://www.shumokukan.city.nagoya.jp


栗本百合子さんは、小さなきっかけで出会った現代美術の作家さんです。
最初は、永鳴館<猩々-seisei>という名前でこの場所をオープンしました。
その際ここで展示をして下さったのです。

アルニカでseiseiは生き続けているのだと気がつきました。

酒飲みで、やんちゃで、恋多きサル。
猩々はちょっと悪者ですけれど、誰も嫌いになりません。
なぜなら彼はかたちない愛を見たことがあるから。

実は命名のきっかけは飼っていたビーグル犬でした。
ある年の確か冬の日、流星群がやって来ると聞き夜になってそわそわ。
少しでも近くにと、建物の階段を登る私の後をまるで同じ気持ちのように
しっぽを振ってついてくる。

空を見上げると、同じように空をみる。
シューシュー音が聞こえたような気がする。空に流れる星を
確かに彼も見ていました。

もう今はいないけど、老犬がしゃべった沢山の言葉はいつも私のこころに響きます。

ただ星を見上げるように愛し、
何も知らなくても、感じられるような。
そういうほしにわたしたちは住んでいる

そういう国でそういう町で、そういう家を築くことが
ちょっとだけわたしたちができる使命なんですね。

今日もまた、みんなが愛し愛されるいちにちでしょう。

どうぞよろしくお願いします。



2013年3月12日火曜日

養鶏と無農薬の野菜と果物を作る農家のおばちゃんと。


土に根を張って、地を肌で感じて生きてるひと。
鶏を放し飼いにして卵を生んでもらって集めて売っているひと。
そういうひとは何故か非常に勘が鋭い。
何も言ってないのに聞きたかったことをしゃべり始める。


寝不足の頭で、ぼんやりとしながらわたしの口をついて出た言葉

脳内freedom

失敗しては、「脳内フリーダム」
忘れっぽくなっても 「脳内フリーダム」
失言しても 「脳内フリーダム」

昼ご飯の最中、様々な話題飛び交う中突然出た言葉

脳内freedom

失敗しては、「脳内フリーダム」
忘れっぽくなっても 「脳内フリーダム」
失言しても 「脳内フリーダム」


これでかなりいける!
憂える今の日本の農業界でたくましく生き抜こうとするおばちゃんを
ガハハハと笑わしたい

心配事は尽きないので、まず近くの土のひと。
いつか遠くの憂えるひとにも届きますようにと願いをこめて
繋がった彼の地を耕すひとへ。

今日も元気でしたか?
笑って過ごせましたか?
畑の具合はいかがですか?

(この日ほぼ不眠の状態でしたので文章飛んでいました。
  一部編集と加筆いたしました。)
 


2013年3月11日月曜日

アルニカです。お元気ですか?

からだっていうのは実に不思議です。
大丈夫と思っていると意外とだめで、駄目だーと思ってると
色々声を出して教えてくれるんです。

体と心のお師匠さんみたいなある先生に今日言われました。

「具合が悪いっていうのは悪い事じゃない。そうならない人より
 より多くのことがわかりますよ」

確かにそうかもな。
悪くないほうがいいに決まっているけど、
花が咲く前とか、咲き誇っているとき、枯れ始める頃、
枯れて朽ちていくことを、病とは言わないですものね

何かに影響されてしまっている弱い自分を確かめられるというのは
ほんとうはとても幸せなことなのかもしれません。

たまたま行った覚王山でちょっと足をのばし
日泰寺でお参りをして来ました。
こころをおーきく、ひろーく
ごめんなさい、そして、またどうぞこれからもよろしくお願いします。

感謝です


2013年3月10日日曜日

こんにちは。アルニカです。

さて3月10日、今日は大安吉日です。
陽は西へ、ココロは外へ(わわ笑)

毎日のこと、大事なこともそうでもないことも
お話するように、声に出していけたらな。

そんな気持ちで始めます。
今月からお店も少しずつ再開します。

ピックアップ情報も少しずつ
楽しんで頂きたいと思っています。

それでは、また!