2013年3月17日日曜日

掘り出し物


小学生の頃、近所の文房具屋さんがわたしのとってのミラクルワールド。
店の奥で、ホコリをかぶって眠っていた古いもの、その中から宝石を
見つけてわたしの旅が始まったのでした。

そのお店のおばちゃんに昨日久しぶりに会えました。
少し遠くになったけれど、相変わらず「K堂」さんは町の文房具屋さん。

お父ちゃんが亡くなってひとりで切り盛りしているから、
思いっきりよくしゃべる高い声と、同居の2匹の猫のお話と、
昔からよく知っているあの独特の紙の匂いがちょっとだけ寂しいです。

いつもベレー帽をかぶり、素敵にお洒落して店にたつおばちゃん。

とても心優しい物識りの彼女は
日本のことをとても心配していました。
原発のこと、事故が起きた周辺のこと、その原発で今も修復に努める人たちが
命をかけて働いていること、
子供を産みたいこれからの女性たちの体の心配、心の心配
日本の水の売買のはなし
日本のお寺のこと。死のこと。

あの日ひたすらに小さな宝探しの旅をしていた場所、その水先案内人が
やっぱりキラキラ輝くスプーンで、いえいえもっと大きなスコップで、
私を大きく高くすくいあげてくれるのでした。

骨になるまで

風にのって

骨は風になる





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