2013年4月23日火曜日

わたしが「普通」に憧れる理由


受付嬢、オフィスレディ、和菓子屋のおばあちゃん
なりたくてもなれない。なれないから憧れる。

アルバイトもさまざま経験した。
社員と違うのは、憧れをちょっとだけ体験できるチャンスがあること

おべんと屋さんでは、ちょっと「デキル」「手際のいい」弁当職人を目指し
出版社の事務では、「給湯室で飛び交う社内のおどろきの話」に加わる醍醐味を味わい
医療関係の中小企業では、飲み会で、女社長が酔ったあげく下着一枚になった。

普通はすごい。
ありとあらゆる事実がある。

ウエイター、ウエイトレス。
お客の足のあいだから見るものといったら!


糸井重里氏「ほぼ日新聞」より(2013.4.23)
「ウェイトレスをやるのって芸術よ。
 バレリーナのようにも感じるわ。
 たくさんのテーブルや椅子のあいだを
 通るんだもの‥‥。
 私がいつもやせたままでいるのはそんなせいね。
 私流に椅子のあいだを通り抜ける。
 誰もできやしないわ。
 そよ風のように通り抜けるのよ。
 もしフォークを落とすとするでしょ。
 それをとるのにも格好があるのよ。
 いかにきれいに私がそれをひろうかを
 客は見てるわ。
 私は舞台の上にいるのよ」 
       
       ―ドロレス・デイント/ウェイトレス


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